SAL-4 Proto

1月下旬まで5機のPROTO機を製作、各所へお送りしフライトインプレッションを待つこととなりました。
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それぞれ仕様や工法をえ変えて製作テストしたものだが、2月には当初予定のクロスフライングテールの製作も終える予定で最終的な寸法を決定する予定です。
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私は1号機をテストしてみましたが、唯一、内部へのリブを入れてない主翼で飛行をしており,
他4機はすべて捻れ剛性を上げる目的で内部へリブを入れてあります。
この効果は抜群で、7%→5%の翼厚の平面形の捻れ剛性強化には必須工法となります。
尾翼の構造も1号機(ユウキ、テスト機)をのぞき、すべてローハセル#30無垢材からの削りだしグラスクロス直貼り、または同じく#30の1ミリローハセル芯材シャーレ工法の尾翼を採用し、ブルーフォーム直貼りと比較し1gほどの重量差で剛性ある尾翼を採用してあり、単品完成重量水平2.1デシ8g垂直2デシ6gが現行品です。
尾翼重量はあと2gほどは抜けますが強度重視となるとこの重量となってしまいます。
1号テスト機、約100ランチほど終えた時点ではこの仕様で剛性不足感はなく、私のパワーでランチ高度は前作SPADAで40mほどのランチでしたが、この機体では45mUPをコンスタントにランチすることが可能になりました。

サーマルの中のランチは50mを超えることもあり、手前ミソですが我ながら初号機にしては満足しております。
他の4機も1号機の主翼にないリブ構造を有してありますので、プラスαの高度獲得につながるものと確信します。
飛行も前作spadaとは相反し、ノーマルキャンバークルーズモードでは今までにない「走り」があります。
2分のグライド飛行範囲も以前より2〜3割増の広範囲なハントが可能となり、サーマルモードのキャンバー角はまだ未設定ですが、3割ほど落とした飛行速度も可能ですが、低速時のディファレンシャル調整をもう少し追い込みが必要なようです。
オリジナル翼型は狙い通りで、少々の風にはびくともせずに前へ出てくれます。
ルート175ミリ/翼面積21デシ・水平尾翼2.1/垂直1.8〜2.13タイプがプロトタイプ仕様です。

今月末にはモーメント寸法や尾翼容積を決定し、スプレッドカーボンCボックス1KCLディザー主翼で製品を製作予定、重量も280g前後を目標にします。

tadashi yuuki Written by:

1957年1月28日生まれ 幾多の職業を経て2001年模型工房YOUKIとしてビルダー業をスタート。RC模型グライダーを中心にオリジナルセールプレーンを製作しております。 パイロン機製作や南極観測用無人飛行機(UAV)も手がけ、趣味を渓流釣りのフライフィッシングから海での投げ釣りまで雑多な釣りを趣味とし、太平洋に面した島国、宮城県宮城郡の七ヶ浜町を拠点にに活動、18歳のころから、RC模型グライダーを趣味として、世界選手権まで参加できたことをきっかけに現在に至っております。 オーダーメイドの機体製作も承っておりますので、興味のおありの方は是非ご来店、ご連絡くださいませ。 2014年、農業社の方からの御依頼で、マルチコプターによる農薬散布機開発に着手、4kg液剤or粒剤散布が可能として2015年春より実働開始です。

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