ETA 4M 工房オリジナル機初飛行完了


昨年9月からのスタートしたオリジナルスケール機 ETA の製作を開始し途中様々な仕事が入り中断すること幾度。

やっとの事で完成し初飛行を終えることができました。

当初のコンセプトがユーチューブで見た大型スケールグライダーのETA 50%

のフライト動画に惹かれ、自分も作ってみようとスタートしたのだが、大きすぎて一人では手投げさえもできないモデルでは手軽に遊べない・・・

やはり、運搬面や組み立て・飛行までを考えると4Mがお手頃の限界かもとスケールダウンで作図しスタートしました。

ケント紙に胴体の側面や上面のラインを毛描き、スタイロフォームを削ってマスターモデルの製作、幸いお客様からの実機のデータ図面をいただくことができて主翼や尾翼もスケールダウンして作図したのだが、完全スケールダウンするととても飛びそうなスケール機には仕上がらないであろうと判断。

目的の一つにスケール機でありながらサーマルヒットも容易な翼面荷重で製作するという目的もあり、経験からのモディファイを加えマスターモデルを製作したのでした。

そして、旋回飛行やローパスからの上昇でゆる〜いカーブを描いて飛ぶ姿が美しく見えるような機体・・・そんな希望で製作

今年1月には雌型も完成し、いよいよ製品となった時期にあれやこれやと仕事が続き製作は中断。

なんとか3機分の各パーツを製作できたのが5月に入った頃でした。

この機体を作る前にミニスケールグライダーの製作でツイスト機構の採用で軽量化に貢献できてとてもよく飛ぶことが実証されてましたので、このETAも軽量機として製作するのにツイスト機構で飛ばそうと決めて主翼の1枚目を作り、初号機を組んで完成、スポイロンのサーボが搭載まだだったのですが、早く飛びを見たくて本日飛行してまいりました。

言い訳がましいのですが、当初の目的に大型機特有のゆったりした飛行を目指していたのですが、主翼のメインスパーのカーボンロービングが白の表皮に透けて見えるのがいかにも模型らしく見え、気に入らず急遽真っ白になるまで全塗装。

せっかく軽量機で作った主翼はそれなりの重量で仕上がったのでした。

先月大型の軽量測りが壊れてしまったので全備重量がいくつかがまだ計れておりません。

4mのスケール機ならではのスピードで飛んでくれてます。

2kgは超えているのは長年の感でわかりますが、3キロは超えてないと判断できます。

飛びに関しては、ハイアスペクトの主翼が悪影響しなければと心配していたのですが、拍子抜けするほどの安定感で飛んでしまい、初飛行から3回も充電をし、5200ミリのリポでワンフライト30分は楽勝。(BEC仕様)

大満足で帰ってまいりました。

製作を開始します、価格の問い合わせがありましたが、いつものごとく仕様によって変わります。

軽量機のサーマルタイプ(グラスクロス仕様)ノーマル仕様 ¥158,000円

フライングテール(T尾翼)ラダー・フラップ(片翼2サーボ)&エルロン仕様

スロープメインのスピード仕様(グラスクロス仕様)ノーマル仕様 ¥168,000円

サーボ6サーボ仕様

オプション:カーボンクロス主翼 ケブラークロス胴体&カーボンクロス追加などは適時見積もりとさせていただきます。

メカ搭載手数料は搭載サーボ数x6,000円 モーター取り付け手数料5,000円です。

(リンケージロッドやホーンパーツ含み)

推奨サーボ KST製X08Plusx6個(主翼)胴体KST製x10など

電動化にする場合、Turnigy グライダードライブ SK3  ¥6580円(3Cまたは4C)

他パーツ時価にて

参考までに

ペラ エアロナウト13x8 1840円

スピンナー40mm  1600円

コントローラー60A  7000円

リポ 3C−3000前後のもの  5000円

BECシステム 1500円

かんざしboxの製作途中です。 2個のベアリングだけで受けるようになるので、強度が必要とされる部分です。
主翼上面マスターモデル塗装の絵です。 表面に映る蛍光管の歪みを見ながら研磨作業で歪みを修正していきます。
キャノピーの捨て型です。 これに樹脂モルタルでソリッドモデルを整形し、クリアーキャノピの緒方を製作するための型です。
胴体、雌型完成。
主翼かんざし固定用治具です。
ノーズ部横顔です。 キャノピーラインが良い形に仕上がりましが、やはりスピンナーは模型そのものですね、やはりピュアーな胴体が綺麗です。
完成スナップ2
8月7日完成スナップ自宅前にて
8月9日、初飛行 大郷飛行場です。
胴体マスターモデルの実寸側面板を製作し、スタイロフォーム50ミリを ジグソーでカット
キャノピー内枠をマスターモデルに転写、クリアーキャノピーとの厚みを考慮しなければなりません。
マスターモデル白のサフェーサー塗装、3回ほど塗ります。 歪みは目視で気のすむまで修正をかけます。
カットしたブルーフォームを接着。 これから削りに入ります。
主翼のマスターモデル製作用テンプレートです厚手のケント紙へ罫書きカットして左右兼用です。
胴体マスター切削作業の途中、テンプレートです左右確認です。
キャノピーラインをカット。この時点でもう目型はできており、キャノピーの雌型製作のためのカットとなります。
ウイングレットのマスターモデルを下面から整形し雌型まで一気に製作します。
白い塩ビ板3ミリが定盤。 この時点で両面へ#100gのグラスクロスを貼り付けておきます。 作業が進むにつれて反りを最小限にするために両面グラス貼りするわけですね。
水平尾翼上面マスターモデル製作、雌型をとる直前の絵です。トレーディングエッジ側が2ミリの透明塩ビ板が貼り付けてあります。 作業性を向上のためですね。
かんざしの固定治具です。 毎回同じ位置へかんざしを固定するのにはこれがないと。
キャノピーの製品製作の準備です。 バキューム掃除機のホースが繋がれており、pt板を吸引して整形する方法ですね。
主翼マスターモデル上面整形する前のテンプレート固定の絵です。
胴体マスターモデル製作中です。 手前の熱線カットで定盤に対し垂直で固定されている熱線へモデルを動かしてカットします、理解できますでしょうか?
主翼上面、雌型製作の準備完了です、 いろんなノウハウが写ってますが、説明が長〜ーくなってしましますので 割愛します。

白い

 

tadashi yuuki Written by:

1957年1月28日生まれ 幾多の職業を経て2001年模型工房YOUKIとしてビルダー業をスタート。RC模型グライダーを中心にオリジナルセールプレーンを製作しております。 パイロン機製作や南極観測用無人飛行機(UAV)も手がけ、趣味を渓流釣りのフライフィッシングから海での投げ釣りまで雑多な釣りを趣味とし、太平洋に面した島国、宮城県宮城郡の七ヶ浜町を拠点にに活動、18歳のころから、RC模型グライダーを趣味として、世界選手権まで参加できたことをきっかけに現在に至っております。 オーダーメイドの機体製作も承っておりますので、興味のおありの方は是非ご来店、ご連絡くださいませ。 2014年、農業社の方からの御依頼で、マルチコプターによる農薬散布機開発に着手、4kg液剤or粒剤散布が可能として2015年春より実働開始です。

Be First to Comment

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です